のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ミドリカワさん

電車に乗っている時、ぼんやりとミドリカワ書房の「私には星が見える」(旦那さんが妻を遺してお星様になってしまった歌)を聞いていたのだが、やる事もなくて歌詞をしっかりきいてしまったのがマズかった。「♪子供欲しかったなぁ〜」の所でみるみる目の前が滲んできてしまったのだ。このままでは白昼の電車内でマジ泣きしてしまいそうだったので慌てて涙をこらえた所、代わりに鼻水が滝のように流れてきてこれはこれで ものスゴイ恥ずかしかった。
春のライブの時も「それぞれに真実がある」→「馬鹿兄弟」、「恍惚の人」→「私には星が見える」のコンボで泣いてしまった。この並びだと「母さん」も号泣コースに入りそうなものだけれど、私はこの「母さん」(死刑囚から母親へ送られた手紙の歌)はどうも苦手だ。曲は好きなんだけれど、「♪親戚のみんなはなんて言っているの」「♪近所の人にいじめられていないかい」の辺りに見られる、あまりにも主人公(死刑囚)の現実が見えていないような様子にイラッとしてしまう。親族には縁切られて近所の人には白い目で見られているに決まってんじゃん!何のんきな事言ってんだよ!と。あと「♪僕がやった事は僕の意思じゃない」とか。ミドリカワ書房の歌は、小説を読んでいるような気分で、登場人物に感情移入したりしなかったりしてしまうのでこういう現象が時々起こる。私は基本的に曲>歌詞で音楽を聴くので、歌詞に対してこういう気持ちを持つ事はめったにないのだけれど。
要するに来週のミドリカワ書房ライブが楽しみでーす!ということだ。