のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

銭ゲバ #4〜6

4話
今のところ何もかも思惑通りの風太郎の唯一の天敵が父親かー。毎回癒し担当のように出てくる定食屋一家は今後どうなるのか気になる。風太郎に残った善良な心を蘇らせる役になるのか、それともその逆で完全に心を殺してしまう役になるのか。兄と瓜二つってのは何の意味が?行き場を失った風太郎が、定食屋一家を惨殺(まではいかなくとも金に困って失踪とか?)した後に、兄と入れ替わって別人になりすます展開とかになったらさすがに後味悪すぎか!初回は本当に悲惨で重いドラマと思っていたが、回を重ねる事に見慣れてくるのかそれほど後に引かなくなってきた。風太郎の行動のみに気をとられ、彼の心情に共感っつーか心情を重ねるっつーか、そういう所まで行ってないからだろうか。


5話
ずっと気になってたんだけど、あの刑事は何で弟の撲殺事件の犯人を風太郎だと思ってるの?そこが一切説明されないのは、今後の展開に関係しているのだろうか。風太郎が怪しいと思うようになったきっかけぐらい描写してくれてもいいのにー。風太郎父は本当にダメ親父でイラッとさせられるんだけど、でも結構好きだったりする。「お前はどうしたいの?」と風太郎に聞いたりと、こっちが疑問に思っている事やそれでいいのか?と思っている事を、いろいろ引き出してくれそうだから。風太郎の本心は誰にも理解されていない、みたいな描写も多いし、実際風太郎自身はそう思っているんだろうけど、アカネや今回社長を殺した男、あと風太郎父などには見透かされているんだよね。特にはアカネは騙しているつもりで、騙されてもらっているわけだから、それが風太郎にばれた時、どんな表情をするのかが見ものです。


6話
刑事が風太郎を疑い出した理由が明らかになりました、ってそれだけかよ!とか、もしそれが重要な情報ならなんで実際に捜査の手が伸びなかったんだよ!とか思うけれど、理由が明らかになったから良いか。今回はいろいろ面白かった。墓の前で「金の使い方が分からない」と泣く風太郎や、「風太郎は私だけは殺さない」というアカネ、妻を理由に買収されそうになる刑事、実は病んだふりをしていたミドリと、風太郎だけでなく周りの人の葛藤や本音がいろいろ見えてきて盛り上がったなー。あのマカロンタワーには笑ってしまったけど!ミドリに「子供のまんま成長していない」と言われたのはスッキリした。今の風太郎を作っているのは子供の頃の経験であるとばかりにあの頃は何度も回想されてるけど、施設を抜け出してから大人になるまでは一切語られないから、そこらへんが妙な感じだったんだよね。そんな余分な尺や制作費は使えないからという制作上の都合もあるんだろうけど、あの子供がそのまま大きくなったんだという意図も含んでいたならば何となく納得できる。