のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

ありふれた奇跡 #9〜11

9話
カナさんに「ホテルの予約をしてある」と言われたときの翔太の横顔にキリキリさせられたよ。翔太っつーか加瀬さんの表情が秀逸でした!!!やっと分かったけど、私はカナさんではなく翔太に感情移入しまくっているようだ。翔太目線で見てしまうから、ついついカナさんの言動に戸惑ったり、中城ファミリーにイライラしたりしてしまうんだな。でも、母娘水入らずでホテルに1泊する様子を見て、カナさんママの事を少し好きになった。翔太のじいちゃんは翔太父の事を「すぐに逃げ出す」と怒るけれど、それはシルヴァーナも一緒だよね。彼はカナさんともカナさんママとも翔太とも、まだきちんと向き合っていないような気がする。


10話
とりあえず藤本さんが落ち着くところに落ち着いて良かったよー。100万円手にした藤本さんが舞い上がってろくでもない事を起こさないかと疑っちゃったけど。信用してなくて申し訳ない。ここに来てじいちゃんのマイナスイ面が増幅されています。人間、良い所も悪いところもあるから仕方ないけどね。っていうか、じいちゃんの場合、悪気がないところが一番問題なんじゃないかな…。じいちゃんの言い分は分かるけど、このままだと頑固な老人が一人ぼっち取り残されるエンドになってしまわないか心配だ。
そしてそして、またしてもありふれていない奇跡が!!!シルヴァーナさんとのまさかのニアミス。あれってシルヴァーナさんだよね?引退してなかったのかー。


11話
加瀬亮タイムもこれで終了か…寂しいなぁ。大団円でおめでとう。
カナさんが赤ちゃんを預かる(のめり込む)姿は正直イラッとさせられたんです。ママが帰ってくると信じてる、愛らしい赤ちゃんを手放したくない、ママになりたいという気持ちが入り混じっているカナさんの気持ちも分かるし、それにイラッとしてしまう自分って人としてどうなの…?とも思うんだけど、赤ちゃんはオモチャじゃないし(そんな事は誰も言ってないんだけど)、それこそ何かあったら大変だし、一刻も早く警察に届けてママを探してもらうなりしないと!って考えてしまったのですよ。でも、その後朝焼けを見ながらの2人の会話を聞いていたらすんごい納得して、さっきのイライラはすっかり解消された。あーそうなのか、そう思うために必要な出来事だったのかって。同じく、じいちゃんが翔太の結婚だけでなく、神戸さんにまで一方的に「自分の常識」を押し付ける姿にイライラっとしたんだけど、田崎家中城家の顔合わせでメチャクチャいい事言っているのを聞いて、やっぱりこれも必要な出来事だったのかと思った。イラッとさせられながらも、ちゃんと消化してスッキリ出来る展開は上手いなぁと思いました。
タイトルバックの朝焼けの意味や、第1話の冒頭で藤本さんが1人でベンチに座っている姿など、ああそういうことか…と分かった時はちょっと感動したよ。カナと翔太をしっかり深く描いているので、一見テンポがゆっくりのようにも見えたが実に濃厚なドラマだったと思う。面白いドラマでした、そして加瀬亮はとてもとてもステキでした。