のんべんだらりといきましょう

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新・三銃士 #16危険なつり橋

笑わせてもらいました!見事なつり橋コント。つり橋を渡る渡らないだけで1話を丸々使い、それでいて全く退屈しなかったという大変面白い回だった!!!
ロシュフォールがミレディーの下僕になりつつあり、全く相手にされていない様が哀愁ありすぎ。ご自慢の長い腕でスパーッと綱を切り落とすのかと思ったら、ギーコーギーコーと超地道に切り始めるし、ホントあのカッコイイロシュフォールはどこへ行ってしまったんだー。つっても、振り返ればカッコよかったのって序盤も序盤、始めの数話だけか。
アトスのどうしても苦手なものランキングトップ20の第1位は高い所だったわけですが、アトスもロシュフォールに負けじと情けない姿を炸裂させてて笑ってしまった。いつものキリリとした眉毛が常に下向きになってオドオドアワアワ。「絶対行くから!絶対行くから!!」の言い方が完全に駄々っ子の様相で、本当に酷い。ミレディーはミレディーで、アトスも橋の上にいるというのに、全く意に介さず落とそうとしているし、アトス踏んだり蹴ったり。しかし、橋の上ではプルプル震えて半泣きだったのに、つり橋が落ちて崖の上に戻った途端にすっかり恐怖を忘れいつもの豪快な姿に戻ったのも可笑しかった。1人では無理だと言うダルタニアンに「甘えるなー!時間がねぇんだよ!!」って、まさにお前が言うな、の世界。
プランシェとケティが可愛いかったわー。特にプランシェ、あのぬいぐるみ欲しい…。ダルタニアンが「おちついて、ゆっくり。うん、うん。」とか言っているから、ゆっくり話せばダルタニアンは何言っているの分かるのかーと感心したところで「やっぱり分からないよ」のオチに吹いた。プランシェは人形のもモフモフした感じだけでなく、あの動きがあってこそとても愛らしく見えるんだろうなぁ。操演の見事さ。
操演と言えば、つり橋移動中は下に何も見えなかったけど、合成だったのかな?それとも背景画が後ろじゃなくて前に来てたとか…?いずれにしろどうやっていたのかさっぱり分からなかったという意味でスゴイ。釣り橋が崩れる、落ちるの場面も人形劇なのにハラハラ感があって良かったな。

「困難にぶつかった時はこう考えるんだ。アトスならどうするか、アラミスならどう考えるか。いつも我々はそばにいる。君の!心の中にだ!!」

散々笑わされた後、このアラミスのセリフに胸が熱くなった。いよいよダルタニアンの銃士への第1歩が始まったのかーとか、三銃士からダルタニアンへの信頼とか、ダルタニアンから三銃士の尊敬とか、そういうのがこの場面に詰め込まれててグッと来るものがあったよ。アラミス役の江原さんの言い方もすごく良かったんですよね、熱い感じで!「ポルトスなら〜」は残念ながらスルーだったんだけど、それにツッコミを入れたりせず「たまには思い出してね〜」と言うポルトスにも癒された。ポルトスは本当にゆとりの人だねぇ。
そしてボナシュー!!最高だよボナシュー!!いろいろ必死すぎてもう登場するだけで笑えるんだけど、今回は腹が痛くなるほどだった。「俺は諦めねーぞー!」と言いながら走り出したから、別ルートでコーンスタァーンスを追うのかと思ったら、踵を返して「ボナシューーーーーー!ジャーーーーンプ!!!!」で脅威の跳躍。崖を越えるのかよ!ボナシューの身体能力どうなってんだ!最後の最後で全てを持っていきました。