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潔く柔く 12 いくえみ綾

潔く柔く 12 (マーガレットコミックス)

潔く柔く 12 (マーガレットコミックス)

これで最終巻か?と思ったけど、13巻に続きます。でも、あと1〜2話で終わるように見えたけど。表紙はハルタでした。ついに、というかいよいよというかハルタが表紙で本当にクライマックスなんだなーと表紙を見てしみじみとした気持ちになった。
以下、ネタバレもあります。



  • カンナ編

面白いんだけど…何となく盛り上がれなかった。物語の中心にいながら語られなかったカンナの話であるから、じっくり丁寧に描いているんだと思うけど、ちょっと長くて回りくどい印象を受けたかな。禄(及びその周辺)のエピソードを私が理解しきれていないからかもしれないなぁ。やっぱり高校生編、音々編を含め、禄のすごさとか魅力を上手く捉えることができなくて、モヤモヤします。小さな女の子の幻、突然話し出して「待ってた」と言ったむっちゃん…などなど、禄が救われていく過程に上手く感情移入できなかったよー。
カンナの方はすごく良かった!特に朝美とカンナが再会するところは、朝美編で彼女のこれまでの時間がしっかり描かれていたせいで、15歳じゃなく、23歳になった事もしっかり伝わってきた。朝美があんなにいい笑顔をカンナに向ける事ができたのに胸が熱くなったよ。あと、朝美が「時効だよ」と言った時の、カンナと朝美二人の表情の変化が印象的で、何度も何度もそこを読み返してしまいました。
梶間と瑞樹が変わらず幸せそうなので、とても嬉しいです。