のんべんだらりといきましょう

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鉄の骨 #5

前回のラスト「ガチンコでいく」にうぉーー!と盛り上がったものだから、思わぬ展開に転がっていって驚いた。終わってみれば、きれいに、無難にまとめられていたような気もするが、見せ場見せ場で熱く楽しませてくれたのでとても満足できた、面白いドラマでした。
トキワ建設(高橋一生再登場)との協力体制、社員が一体となって目標価格に到達した時の興奮を一瞬にして裏切る三橋顧問の一声。誠意を見せると言って談合秘密会議に顔を出すも、ポケットに手を突っ込んで「すまない」とかちっとも誠意が伝わってこねー!さすが「談合のフィクサー」だな!緊張感あふれる最後の入札場面での、尾形常務と三橋顧問のにらみ合い怖すぎ、迫力ありすぎ。オッサンパワー全開!!
演じているのが陣内さんなので、いやいややっぱり腹黒キャラなんじゃ…と思わせておいて最後の最後まで漢を貫いた常務がカッコよかった。富島の退職願を破るように命じ、それを見届けたのと笑顔が良かったな。富島の涙と合わせてとてもいい場面だった。…と言いつつ実は、三橋顧問の逮捕は尾形の告発だとばかり思っていたので、富島があの録音を使った事を知って驚いていたんですが。
主演の小池くんは本当に良かったです。こういう表情ができるんだ、こういう演技もできるんだーと何度も感心させられた。最終回では三橋顧問との対決、尾形常務との面会と見せ場の連続だったけれども、海千山千のオヤジらに混じって、青さの残る若者を熱演していたと思います。今夜ゲスト出演する『しゃべくり』を見てしまいそう。