のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

SPEC 〜警察庁公安部第五課 未詳事件特別対策係事件簿〜

5話 戊の回 堕天刑事
加瀬さん、大森さん、椎名さん、田中さん(ドレッドだけど!)と、このドラマどれだけ男前天国なのですか!終盤の見せ場、冷泉と津田の部屋に里中らが突入してきた?と思わせた瞬間、銃を取り出す津田、瀬文と里中の乱闘から互いに銃を向けてにらみ合う場面、そして観念した里中と上から話しかける瀬文…と見所たっぷりでひとときも目が離せなかったよ!
里中の「捨てねえよ!!」に痺れた。公安の潜入捜査官として一流の男である里中が、娘を守るためだけに全てを敵に回し、犯罪行為に手を染めてまで成し遂げようとした思いがあの銃を向けあった目の表情からビシビシ伝わってきて切なくなった。それを目の当たりにして、自分の答えを出した瀬文も良かった。
里中の娘を守るという事は、処方された病を取り除く方法を探すって事?あの髭のおじいちゃんは、「処方する」のが能力で、取り除くのは無理なのかな。となると、「神の手」を持つSPEC者を結局探すことになる?そういえば、当麻の左手、切断されてその「神の手」によって再生されたのかと思ってたけど、現状は切断されたままって事なのね。その事件が起こる前、プロポーズされた当時は、綺麗に化粧をしてネイルして、意外なことに服装も可愛らしくまとめてて、その穏やかな幸福がニノマエによって粉々に打ち砕かれたという事なのか。単なる事件を追ってた刑事と容疑者ではなく、当麻の人生を変えてしまったという大きな因縁があるのねー。いやでも逃げるために当麻の手首を切断する中学生(高校生?)怖すぎる…。
そのニノマエは、里中一家の住所を知るために病院にやって来たようだけど、あれは娘がすでに病に侵された後だったの?それとも、あの情報を元に娘に病を処方したという事かしら。
野々村課長の啖呵も良かったー!調子に乗るなよ小僧といわんばかりに睨みを効かせて、まだ5話なのにこんなに盛り上がっちゃっていいの!とあまりのカッコよさに心配になった。次回は「真実に向かってひた走れ」の伝家の宝刀を抜くとは、出し惜しみを全くしませんね。
映像(カメラワーク?)も綺麗だったな。ラストの屋上の場面も、朝焼けの中に背中を見せる瀬文と当麻はそれぞれ画面の真ん中じゃなくて左右どちらかに寄っているが、引きの映像になると瀬文が中心に来る。そしてだんだん夜が明けて空の色が変わっていくのが見えるってのが、その場面だけ切り取りたくなるような美しさだった。