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アイ・アム・レジェンド

アイ・アム・レジェンド 特別版(2枚組) [DVD]

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テレビ放送を見ました。開始40分くらいであれ?思ってたのとちょっと違う?と気づいたんですが、どうやら『ザ・ウォーカー』と勘違いしていたようでした。
以下、ネタバレもありますのでご注意ください。



当時のCMを何となく覚えていたのですが(誰もいない街に向かってゴルフの練習をする所とか)、「人類が絶滅した世界でたった一人取り残された男が孤独に耐えながらサバイバルする」ような映画だと思ってました。もちろん、そういう作品でもあるのですがゾンビ映画でもあるのには驚かされた。完全にそこを伏せてたCMの作りは見事だったなぁ。ホラー苦手なので一瞬引きつりましたけど、ゾンビ描写が「ホラー」寄りではなかったので、そこは平気でした。
たった一人の生存者でもある博士の飼い犬、サムが可愛くて可愛くて!しかもお利口!序盤、ダークシーカー(ゾンビ)の巣に迷い込んだ段階あたりから、サムが心配で心配で。この先このワンちゃんは生き残れるのか心配になりました。が、やはりそう簡単にはいかず、博士とのお別れが。もーこの場面が一番きつかった。そしてここがクライマックスだった!と思う。
ダークシーカーの恐ろしい所は、その姿形や常軌を逸した運動能力や腕力ではなく、知能が発達してきた所でした。その兆しはリーダーだけだったようだけど、博士が使った罠と全く同じ仕掛けを作り博士を捕らえ、これまたサムを従えた博士同様にゾンビ犬を使って敵を追い込もうとするという、学習能力の高さが怖かった。力任せに飛び込んでくるのとは違って、背筋が凍るような恐怖。
終盤、博士のピンチを救った母子が登場するのですが、ここでちょっと勢いがそがれてしまった感じもしました。生存者達が暮らす村があるから一緒に行こうと博士を誘うも、何故そんな村がある事を知ったのかという問いに対して「神のお告げ」と言い出してポカーン。それじゃあ、さすがについていけないよね…。あまりにも電波なのものだから、この人実は超進化したダークシーカーで、博士を騙しておびき出そうとしているんじゃないかと疑ってしまったほどだった。