のんべんだらりといきましょう

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坂道のアポロン

いい作品でした…!音楽がいい、映像とのシンクロぶりがいい、ボンと律ちゃんの恋物語にときめいたり切なくなったり。特にボンと律ちゃんのゆっくりとしたやり取りが良かった。少女マンガの恋愛なんて今更響く年でもないしな!なんて思いながら見てたんだけど、これが来るのな!切なくなるのな!
初回のセッションシーンの見事さに痺れて以来、文化祭、淳兄さんとの最後のセッション…と数々の名場面があったけど、3年時の文化祭で演奏予定だった律ちゃんボーカルの「マイ・フェイヴァリット・シングス」にはうっかり泣きそうになるほど感動した。すごく良かった!律ちゃんのたどたどしい歌が、ドラムが入ったあたりから雰囲気が変わり、最後にはしっかりと必要な音として曲の一部なっているのに感動したよ…。あれは文化祭のステージで是非とも演奏して欲しかった。この律ちゃんボーカルの曲が最高潮かなと思ったら、それ以上だったのが最終回でのドラムとハモンドオルガンの「モーニン」。そうかー最後にこの曲なのか。そうだよね、そうだよなー。ピアノじゃなくて、ハモンドオルガンだったのにも若々しい高校生とは違った大人の味が加味されていたように思えてぐっときた。
終盤、いろいろ駆け足気味だったように思えたけど、最後にボンの大好きな律ちゃんの笑顔でしめてくれたので満足でした。律ちゃん可愛いじゃないか。ところで、ボンが東京に戻ってからの8年間、律ちゃんは放置されっぱなしだったのでしょうか。ボンとは連絡をちゃんと取り合ってたのかな…。再会した時のリアクションがとても久しぶりっぽかったのが気になるよ。
鉄ちゃんだった同級生が、東京(?)で国鉄勤務してるっぽかったのに笑ってしまった。ギターも上手かったし、充実した人生だねぇ。
オープニングの「坂道のメロディ」からエンディングの「アルタイル」までしっかりひとつの作品になっていて、これほどまでにしっくりくるような、そして作品の一部として密接に関わっているようなオープニングとエンディングはめったにないんじゃないかなと思いました。