のんべんだらりといきましょう

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真夜中のパン屋さん

ガッツリみてるわけじゃなくたまたま2話と3話をながら見していたのだが、これが結構面白い。タッキーの王子様店長は、主人公ながらあれこれ走り回ったりお節介して問題を解決するようなキャラではなく、おっとりと優しく見守ってくれる癒し担当のようでした。彼を見ながらほのぼのしているのもいいけれど、2話と3話終盤の展開がそれぞれ違った方向で面白かったのだ。
2話のラスト、8歳の少年が母親のために作ったチョコレートパン(母の好物)を手に家に帰ると、母は手紙を残して失踪していた、少年はその事ををタッキー店長らには告げず、ひとりで生活を始める…というところで次回につづく。この少年大丈夫なの…?ほのぼの王子店長にはヘビーすぎる問題じゃなかろうか。なんて気になって3話も視聴。
3話ではムロツヨシさん演じるオカマお姉さんに笑ったりしたが、今回もラストが面白かった。ちなみに、母に取り残された8歳少年は大事に至る前にタッキー店長の家に居候する事になりました。ああ良かった。で、今回面白かったのは、パン大好きな脚本家(六角精児さん)の秘密。自宅に望遠鏡を3台も置いて、町の様子を覗き見していた。特にひとりの女性を熱心に観察。一見、ただの変質者にしか見えず、でもでも「きっとなにか事情があるんだよね。変質者に見せかけて実は深い事情や心温まるエピソードなどが控えてるんじゃないの〜?」なんて視聴者としては見切ったつもりになっていたのですよ。そして、そんなのぞきをしている理由を店長らに告白する時間がやってまいりました。一体どんなエピソードだよ、と期待していると、なんと彼の覗きは本物だった!!ガチストーカーかよ!!!警察に通報されて、200メートル以内に近寄らない誓約書を書かされてた!!「次に問題を起こせば起訴されます」ってあんた。BGMがしんみり系だったりして、あれ?…これって、純…愛…?なんて一瞬流されそうになったりしてたけど、いやいやいや違うだろ。最後にはタッキー店長に「のぞきはダメです」と柔らかく、しかしバッサリと斬られてはいたが、訳アリそうでいて、本当に本物のストーカーだった展開はとても新鮮で笑ってしまいました。