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イノセンス 冤罪弁護士 #8

再審請求棄却って何なの…!!そこは認められてもいいじゃないのー!と不満に思ったが、犯人と思われる母親がすでに死亡、相変わらず物証は出ず、幼い頃の記憶だけが頼りの証言となると、裁判所のメンツも加味されて簡単には通らないのものなのかな。だが、写真のねつ造はきちんと根拠も証拠もある事実じゃないか。あれはどうなるの?
このドラマは毎回ゲストが素晴らしいよね。今回の鶴太郎さんと星野さんもさすがだった。記憶の混乱が見られる鶴太郎さんの表情の変化が、本物のように見えて心が痛くなったし、星野さんの感情表現はダイレクトに心に刺さった。冤罪のまま死を迎えるであろう式根さんの事は釈然としないけど、親子が再び心を通わせることができたのは本当に良かった。棄却の結果になんでだー!と滾ってからの再会場面だったから、気持ちの振れ幅も大きくなって泣いてしまったよ…。
この手の、判決からかなりの時間がたった事件の再調査は、やっぱり暗い気持ちになるよね。真犯人が別にいるとなると、その犯人がどこに出しても恥ずかしくない屑だった場合を除いて、真犯人の家族や関係者、犯人の烙印を押された家族や関係者、それぞれが長い年月その事に苦しめられているわけだし。
弁護士としては悔いが残る事件だったと思うけど、この親子の心をほんの少しでも楽にさせることができた事は、黒川にも喜んで欲しいなと思った。