のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

光とともに… #4

冒頭部分にあった光くんが自分でランドセルを背負う場面、前回は幸子がポラロイドを見せて促していましたが、もうそれなしでもできるようになったのですね〜。これって、「朝起きる→大好きなビデオ見終わる→学校へ行く」という流れが光くんの中で出来上がったということでしょうか。
他には、学校にある「光くんの家」の壁や屋根がなくなって段々見通しがよくなっていました。いずれ「光くんの家」から出て、自分の机と椅子に座ることができるようになるのでしょうね。
こういう生活の中の成長を見るのも楽しみです。
萌ちゃんママ(鈴木杏樹)の
「まるでこの学校は光くんのためだけにあるみたいですね」
というセリフに、「ああ、口にこそ出さないけど、そう思う人も現実にはいるのかもしれないなぁ」と思ってしまいました。親は自分の子どもが一番可愛いだろうから、光くん中心にまわっているように見えるこの状況をよしと思わない人もいるかもしれない。光くんと触れ合うことで自分の子どもも何か成長するかもしれない、ということが想像もできなければ、「関係ない」「意味がない」「自分の子どもに負担がかかる」と思ってしまうかもしれませんね。
めぐ美(井川遙)の
「光くんは生まれてきてよかったと思ってんのかよ!?」
という問いかけは、光くん本人にしかわからない謎だと思いますが、少なくともあの光くんは「生まれなきゃよかった」という考えにはたどり着かないんじゃないかなーと思っています。幸子が悩みも多いけどすごく前向きなのに対比して、めぐ美が「前向きに捉えることができない」姿を見せてくれるので上手くバランスが取れているように見えます。

今回は全体的にドラマチックすぎるというか、ちょっと出来過ぎかなぁと。
クラスのお友達が見ている前で1回目は途中で終わってしまった水遣りが、2回目はできた!とか、ちょうどそこには見学に来ていためぐ美がいた!とか。ドラマだからクライマックスは盛り上がらないと締りがないのかもしれませんが、最初はわたるくんに水をかけてしまった光くんが、手を繋ぎ、ジョウロをもち、畑まで歩いていけるようになっただけでも大進歩だと思います。あの最初の大失敗を他の子ども達も見ているんだから、そこまでできただけでも「すげー!」になったんじゃないかな?そこで終わってもよかったのではと思うのですが…。でも、あの劇的な成長も真実の姿なのかな。
でも、そうは言いつつわたるくんの「ひかるくんありがとう、がんばってくれてありがとう」は泣けましたよ!子どもってスゴイ。

光くんのポラロイドには、全て文字が書いてあるようですが光くんはひらがなを読むことができるのかな?「学校」「ママ」「はたけ」などは文字というより絵を主体にして伝えていると思っていました。でも音楽の授業でカードを見せていた時は歌にあわせて歌詞を指差していたので、あのスピードで光くんは歌詞を目で追っていたのだろうか?と気になりました。あのカードだけは絵が主体ではなく、文字が主体のような感じだったので。