このドラマのテイストをよーくお分かりになった上でのゲスト達の熱演（？）に笑わせてもらいました。
マフィア風ヤクザ福本（細川俊之）の「サティスファークション！」とか総支配人真田（小木茂光）の「お嬢様にそんなことを言っていただけるなんて…」の泣き姿とかこういうの好きだなぁ。レギュラー陣が、どんなボケにも必ずツッコミを入れるのも楽しい。美和子（深田恭子）のボケも絶好調で、犯人を罠にはめようとして叫んだ「きゃー、社会の窓が全開ですわよー！」（究極の棒読み）はもはや職人芸の域か？彼女ほど見事に「棒読み」を表現できる人はいないと思う。
今回は事件が二つ起きたので、間延びせずさらにテンポがよかったと思う。「犯人はジョーダンだ。」「じょ、冗談ではない！」「ジョーダンだ！」「冗談ではない！」これがやりたいためにジョーダンさんの登場させたのかな…。
犯人が追い詰められて放ったオチが「OK牧場！」はあんまりだったなぁ。もともと私がこの「OK牧場！」にピクリとも笑えないからだろうけど、ノリノリで見ていた気分が一瞬で冷めてしまった。でも、ラストで「『OK牧場』って…何？」と呟くためだけに、美和子にゴージャス衣装を着せる手間のかけように再び盛り上がったけどね。
今週はヤクザの抗争が中心だったので、布引（寺島進）の見せ場山盛り！面構えが良すぎてヤクザにスカウトされたり、刑事達が突入する時も「弾くぞ！ボケェ！ゴルァ！！」と本職のような迫力。銃撃戦が始まるとヤクザを殴り倒し、「なんじゃぁ、ゴルァ！」と言いながら組員を連行中に、逆に警官に取り押さえられそのまま組員同様連行されてしまう。あー、最高だった。
次回のゲストは篠井英介。『トリック』の時も凄かったから、来週も怪演に期待。
エンディングで流れるモノクロ映像の寺島進と夏八木勲がかっこよすぎる…。
