のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

エンジン #5

性悪ないじめっ子、極悪な保護者たちと憎まれ役に事欠かない展開だったので、次郎(木村拓哉)が殊更魅力的に見えた。クレームをつけに来た保護者をオバサン呼ばわりで蹴散らしたり、見栄を張って嘘をついてしまったことも素直に認め謝る姿は見ていて気分がいい。ただ、手放しで次郎カッコいい!と応援できないのは、コロンをシュー、鏡越しに着替えてキメ!、車のボンネット越え、約束の指きりなど見ていてムズ痒くなる何かのせいだと思う。あと、メカニックとしても一流のセンスをもっているという、パーフェクトガイな感じもかなぁ。
3対1でも相手に怪我をさせるほどガッツのあったメガネくん・徹(有岡大貴)。親の事をネタにからかうクラスメイトは典型的ないじめっ子だが、今回のきっかけが「掃除をサボった」であったのが気になる(本筋には全く関係ないが)。中学生くらいだと「掃除サボり」はヤバイでしょう。みんなやりたくない事なのに、何も言わずに帰ってしまったらいじめっ子に突っ込まれるいい口実を与えてしまっただけではないかな〜。そこら辺は細心の注意を払ってうまくやらなきゃ、メガネくん!!(どうでもいい)
徹がケンカについて黙っていると、ホームの子供たちが「ここなら何でも話せるんじゃなかったの?」的な言葉で追求しますが、ここはちょっと違和感があったなぁ。後半の、次郎の嘘と「本当のことを言えない時もある」に繋がっているとは分かったけれど、今まで「人にはそれぞれ事情があるんだから、いちいち口を挟まないで」という考え方の子供たちではなかっただろうか?いつの間にこんなにアットホームな雰囲気になっていたのだろう。次郎に影響されて少しずつ連帯感や家族のような繋がりが出てきたという変化を表わしているのだろうか?
いつの間にか団体になってホームへ押し寄せてきた保護者達を、ビシッと黙らせる瑛子(高島礼子)が素敵であった…。極妻のようにドスを聞かせるのもいいけど、穏やかにでもはっきりと伝える瑛子さんカッコいいよ〜!その一方でちひろ(松下由樹)が役に立っていなくて勿体ない。ドラマも中盤なのに、ほとんど絡んでこないのは後半に備えて温存しているのだろうか?
今週も朋美(小雪)による強制的な子供たちとの関わりは顕在。車の運転できないの分かるけど、仕事場へ行くという次郎に無理やり子供とくっついていくとはさすがである。それこそ、その辺のファミレスで下ろしてもらえばいいじゃん!葵ちゃん(佐藤未来)の感動の告白を聞いて泣きじゃくってしまう場面に時間を取りすぎて飽きてしまった。
ドライバーの比呂人(青木伸輔)がキレて次郎に恥をかかせていたけど、今回のように次郎が勝手に車をいじっていたら怒られてもしょうがないよね…。