のんべんだらりといきましょう

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海猿 #11

実にさらりとした最終回だった。最終話の中心になるのかと思っていた唯ちゃん(一木有海)救出も冒頭で実にあっさりと終了、いつの間にか下川(時任三郎)は意識が戻らなくて大変!な状態に。あまりにもな急展開に、下川が植物状態でエンドっているのもかなり衝撃的な終わりかも、と思っていたら…目を覚ましたよ!!
目を覚ますのはいいのですよ、意識が戻らないなんて辛すぎる。ただ、「10分間酸素が脳に行っていない」や「目を覚ます可能性は低い…」というようなことをちらつかせたのに、唯ちゃんの呼びかけであっさりと目を覚ますという展開に萎えてしまった。せめて、もっと後で目が覚めるとか、眠っている状態を数話間に挟むなどしてくれれば目覚めた奇跡をもっと素直に喜べたと思うんだよね。
仙崎(伊藤英明)も池澤(仲村トオル)の時はあんなに動揺していたのに、植物状態の下川を見ても驚くほど冷静で、それが成長の証といわれればそれまでだけどいかにも「すぐ目を覚ますので心配要りませんよ」と視聴者に訴えているかのようだった。まぁ、仲間の危機→仙崎の動揺を何度も見せられているから、これ以上やったらしつこくなるためあっさり描写だったのかもしれないけど。
やはり池澤という強烈なスパイスがなくなってしまって以降は、面白みも減ってしまったような気がした。池澤殉職の盛り上がりもかなりあったけど、私の中では不審船との銃撃戦を挟んだ6,7話が一番のピークでした。後半はペースダウンしてしまったドラマかな。いや、面白かったのですが、中盤のテンションが異常すぎたんだと思う。
ラストは、敬礼の仕方は勝田船長(夏八木勲)が一番カッコいいなーとか、まーくんは本当にいいキャラだったとか、オーシャンズのオヤジにわざわざ伊武雅刀を起用したのは何故だとか、そんな事をぼんやり考えていたら終わってしまった…。