のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

世にも奇妙な物語 15周年の特別編

  • リプレイ

最近の伊藤淳史はいい顔になったなぁ。顔のつくりからか醸し出すオーラからか、オドオドキャラが多いけれどたまには残酷な悪人姿も見てみたいと思っていた。なので池脇千鶴を絞め殺す時の表情はかなりツボだったよ。そうそう、そういう表情を見たかったのさーなんて。恋人が死んでしまったというので感動幽霊モノかと思ったが、中盤あたりの流れからオチが見えてしまいました。ビデオカメラから手がぬっと出てくるのは、もっと怖いのを想像していたがそうでもなかった。貞子のアレに勝るものはないということか。

  • 命火

命が行ったり来たりしているお話。うーん、あまりピンとこなかった。

面白かった!最初は岡田義徳が殺人鬼かどうかでドキドキし、「なーんだ、こういうオチか〜」と脱力したところでもうひと押し来るとは。時計にヒビが入ったところではドキッととしたよ。こういう展開はかなり好き。雨の訪問者って殺人鬼のことではなくて、ともさかりえ本人のことだったんだなー。

  • 奥さん屋さん

「奥さん屋さん」の奇妙さよりも、夫婦の物語としてしんみりしてしまった。食べてもらえない誕生日ケーキほど悲しいものはないよね。マネキンな戸田菜穂が綺麗だった。

酒井敏也演ずるイマキヨさんの一挙一投足が面白い。ポテトチップ大好きなイマキヨさん、ヘッドフォンで一人音楽を聴くイマキヨさん、オセロの下手なイマキヨさん、マージャンができないのに牌をいじるのは好きなイマキヨさん。家にいたら確かに「ウゼー!」と叫びたくなるよ。フードをかぶり無表情な酒井敏也がどう見ても貧乏神にしか見えない!運んでくれた幸運は、恋人とのよりを戻してくれておめでとうの拍手をしてくれたことくらいか。しかし、オチを見るとイマキヨさんになってしまった松本潤を彼女のところへ派遣するために、わざとよりを戻してあげただけにも見える。イマキヨさんになってしまった青年は、松本潤が演じるのか!?と思ったが、やはりイマキヨさん酒井敏也そのままであった…。そうだよね、松本潤顔のイマキヨさんが家にいてもちっともウザくない。それだけで幸せ。むしろルール違反をしてあえて増殖させてしまう人続出だろうからなぁ。


超短編は、『山田祭り』がかなりツボだった。ああいうバカバカしいの好きだなぁ。