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はてなダイアリーから引っ越してきました。

SUNEOHAIR LIVE TOUR 2006 〜カナシミ〜@SHIBUYA-AX

5月22日(月)にスネオヘアーのライブに行ってきました。
SOLD OUTだけあって、会場は人だらけだった。約10分くらい押しのスタートだったが、会場が暗転したと単にものすごい勢いで圧縮開始。それの流れを外から見ているとかなりのものだった。昨年末のZeppの時にはここまでじゃなかったからなぁ。
以下曲に関するネタバレなどもあります。


セットリストは新旧織り交ぜてのかなり好みのラインナップだった!『カナシミ』からの曲ももちろんあるが、個人的にはそれだけに偏らないものを望んでいたから、その点では大満足です。
演奏は、前半、若干音が散漫な感じではあったが、後半で一つにまとまったように思えた。本編ラストあたりの「セイコウトウテイ」や「ピント」あたりは、バンドの音がかなりいい感じでありました。この音で中盤の「JET」を聞きたかったなぁというのは本当のところ。
「フィルター」「JET」「現在位置」「スピード」あたりは、やっぱりすごい曲だと思う。自分が弱っている時に聴くと、ダイレクトに突き刺さる。そして追いつめられる感じが痛い。しかし、聞かずにはいられないんだよねぇ。
新曲2曲、「headphone music」と「スプリット」。「headphone music」の中盤で、スネオが客に歌わせたいようなアクションをとっていたように見えたが、残念ながら歌えるほど曲を知らないので思いっきりスルーしてしまった。ご期待にそえなくて申し訳ありません。「スプリット」の方が個人的にピンときました。曲の感じが『フォーク』以前、『a watercolor』あたりの雰囲気を感じさせる曲だったからかなぁ。なので、CDなどで改めてじっくり聞ける日が今から楽しみです。
ビデオカメラが入っていたせいか(?)MCでの下ネタは封印?と思ったら、途中で脈絡もなく下ネタ攻撃を開始。が、我慢していたのか?あと、本編の最後に「お開きにします」と言っていたが、この「お開き」という言い方がかなりツボだった。結婚式の2次会なのかよ!「宴たけなわではございますが…」とでも続きそうで思わず笑ってしまった。
アンコールの最後は「アイボリー」。4年前のこの日にデビューしたので、デビュー曲を改めて弾き語りバージョンで。声と歌詞をじっくりとかみ締めながら聴くとなんだか泣けてきた。「〜増長する 欲望と 内に秘めた 迷いが 今日もうるさくて〜」スネオヘアーの最近の曲には、こういう言葉がなくなりつつあるように思える。内に秘めた迷いはなくなってしまったのだろうか。きっとあるんだろうけど、世界が広がるにつれて、自分の内側だけに向いていた意識が外へ外へと走り出している、と言う事なのかな、なんて思ったりしました。個人的には、いつまでも自分自身とだけ向き合っていて欲しいなぁ…なんて考えてしまうのは、間違っているのでしょうか。
アンコールの弾き語りが終わると、振り返りもせず脱兎のごとく走って逃げるスネオ。ああ、「らしい」なぁと思って終わったライブでした。やはりライブに行くと、自分はスネオのファンなんだなーと再確認してしまいます。
カメラも入っていたことだし、そろそろライブDVDが欲しいッス!