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あしたの、喜多善男 #4

保険調査員の杉本が神出鬼没すぎる!!金髪兄ちゃんとのやり取りも笑えるし、なによりひとりボケが可笑しい。善男の独り言(VSネガティブ善男)を見て、何やってんだ?と疑問を持っていたが、杉本本人も負けず劣らず独り言、ひとりパントマイムが多いような気がします。
神出鬼没といえば、やはりネガティブ善男。エレベーターから笑いながら登場する場面では、思わず「ネガティブ善男タイム開始!!!」と身構えてしまった。今回は本人の言うとおり善男も詰められていなかったけどね。ネガティブ善男発案の計画って何なんだろうなー。しのぶちゃんが喜ぶのは分かるけど、世の中のためになるような…ってどんなこと?横たわるしのぶちゃんを目の前にしてなお考えるのはみずほの事ばかりの善男。しのぶちゃんに対する欲望ではなくて、みずほの希望を叶えるために手を出そうか逡巡している姿は切なくもあり、またみずほから見ればそういう所が恐ろしいんだろうなー。
最も一般人よりに見えたリカさんが実はかなり容赦ない…というかかなり現実的なんだよね。平太がどこかロマンチストというか、善良な部分を発揮しているのに対して、悪い事をしていると自覚をしつつ自分の置かれた状況もしっかり把握しながらやるべきことをやっているその潔さは結構好きです。でも、さすがに善男母を騙すのは見ていて悲しかったよ。「年金」の言葉を使えば、お年よりは簡単に騙されちゃうんだろうなー。殺し屋ぬっくんに再依頼の電話をしている場面でタバコとライターがあったけど、あれはやっぱりリカさんのかな?タバコをスパーと吸うやさぐれたリカさんも見たい。ところでもともとは何の借金は何なんだろう?
そして殺し屋ぬっくんが、今回がデビュー戦だったという!渋く決めてもやはりビジュアルはぬっくん。そこはかとなく笑いを誘ってくれます。平太と殺し屋ぬっくんのテーブルを挟んでパスタを食べる場面、会話の内容といい、テンポといい、演出といい見ていて面白かった。
しのぶちゃんはあんまりにもアホアホなのでイライラすることもあるけれど、やっぱり憎めないキャラなのです。電話越しのあの迫真の演技ができれば、それこそ女優としてやっていけると思うよ!死を決意している善男に対して「やめちゃえばいいじゃん」とサラッと言えるしのぶちゃんてスゴイ。
毎回「死ぬかと思った」な目にあっている善男だけど、そんな方法で死んでしまったら死んでも死に切れないようなトラブルなのが笑えます。