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浪花の華〜緒方洪庵事件帳〜#9

あー終わっちゃった…。面白かったなぁ。気弱な武家の三男坊が蘭学者として人間として成長していく姿がものすごく清々しくて、見ていて気持ちのよいドラマだった。千明様もステキだったし!!!最後までこの2人が甘酸っぱいんだよなー。燃え上がる屋敷から逃げ出した後も、あの抱擁よりもむしろ、「私が頼んだからといって江戸行きをやめないだろう?」という言葉にじんわりとなった。左近殿も別れが辛いんだよなぁ。旅立ちの日、別れ際にポロリと涙をこぼす左近殿に切ない気分になったよ。
天游先生一家も好きだった。左近殿をビビらせるお定先生の啖呵はカッコよかったよ。あと、佐伯を諭そうと必死に話したり、章を守ろうと土下座したりする天游先生は最終話の密かなMVPに見えた。そして、お定先生の涙につられて泣きそうな顔になる耕介さん。耕介さんは序盤のエピソードが最後まできいて、目立たないけど章のよき理解者協力者というポジションを全うしていたと思う。
そして若狭なんですけど…。これまであまり気にしていなかったんだけど、最後の出番、腕を組み「達者でな、緒方章」というあのカットがめちゃくちゃ男前でビックリしたー!もっと早くに気がついていれば…!と思わせるほどのナイスショットだったよ。
最後になって、若狭と左近殿は江戸出身&在天別流江戸支店の話が出たので「緒方洪庵事件帳江戸編」もあり!?と一瞬思ったけれど、最後のまとめで朽ち果てたまんじゅう屋の看板が出ていたから、きっと左近殿たちは大阪を守り続けたんだよなぁと納得する事にしました。