のんべんだらりといきましょう

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ふたつのスピカ #6

号泣してしまいました。原作を知っていたからシュウが死んでしまうことは分かっていたんだけど、分かっていたからこそ前回の「先に宇宙に行くぞー!」とか、今回のいろいろな場面でいちいち切なくなった。4人が置いてきたのプラネタリウムの星が天井いっぱいに広がるのを見て早くも泣けた。天井を見上げるシュウと星空をゆっくりと映すあの場面。あの映像きれいだったな。いつでもどんな時でも飄々として冷静で、友達思いなシュウだから、きっと拝島さんらから本当の事を伝えられた後も(きっとあの時言われたんだよね?)アスミにいつもの笑顔で「いらっしゃい」と言ったんだと思う。でも一人で天井に映る星を見ながら「なんで届きそうなものほど、手が届かないんだろう」と言ったあの時だけは、「天才の鈴木秋」じゃなくて、本当の「ただの鈴木秋」であるように見えた。
葬式の場面では、やっぱり原作の印象もあるからふっちーがいない方が良いのに…とも思ったが、このドラマのふっちーなら当然参加するよなと思い直した。そしてこのドラマのケイちゃんなら、NASA行きの後任の件でアスミと気まずくなったりするよなと、改めてドラマ版はドラマ版でキャラが上手くできてるなーと思った。みんなが葬儀で涙を流す中、ひとり泣けずに呆然とするケイちゃんの表情が印象的。
佐野先生は今回もカッコよすぎる!!!超新星の話と「鈴木の思いは消えてなくなったと思うか」の流れから、マラソンの授業で大西先生が「お前たちは鈴木の夢を引き継ぐんだ!!!」と言った所で涙腺崩壊。まさかゴルゴさんに泣かされてしまうとは…。そしてふっちーの「近江!!!」の絶叫は胸に迫るものがあった。ふっちーもカッコいいよ!最後にケイちゃんが顔をくしゃくしゃにして子供のようにワンワン泣き出したのを見て、私の鼻水も滝のように流れてきてしまいました。あまりにもショックで凍り付いてしまった感情が、やっと動き出した感じがして。その後のエンディング映像も、夢を叶えられなかったシュウのことを考えるといつも以上に感慨深いものがあった。
NASA職員が神保さんだったけど、シュウの死を利用するとかNASAがものすごい悪役になっててビックリした!いいのか、NASA!そういう事を言い出すのはマリカママかと思っていたのに!
原作とはかけ離れているが、これはこれで面白いよ。ドラマとしてとても面白い!次回で終わりなのが寂しすぎる。どうやらシュウのビデオレターが残されているようだけど、これ見たら絶対にまた号泣すると思う。