のんべんだらりといきましょう

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再生の町 #5

4話があまりにも見事に盛り上がっていたので、まとめとなる最終回は若干綺麗すぎるような気もしたけれど、でもでもとても面白かった!!
市長が苦悩し、高岡と対面する場面(高岡リーダー就任の件)では、普段方言で話さない市長が「父の業績を否定する事は、できへんのや」と関西弁で語るところでグッときた。その後の高岡が「父を否定してもしなくても」と柔らかく話しかけるのも良かった。このドラマ、父と子の物語でもあったんだなーと今更ながらに再確認。高岡、市長、経営コンサルタントのそれぞれに父子の関係があって、特に経営コンサルタント親子のラストは泣けた…まさかあの最後の最後で泣かされるとは思わなかった。長門さんの演技がすごいんだよ、見ているだけで哀しくなってくる。あの父親にとっていつまでも子供のままの息子は、ずーっと万博会場で迷子になっていたんだなぁ。再会して一番最初に出た言葉が、迷子の息子に怪我がないかの心配で、それに対して息子は「月の石見にいっとっただけや」と答えるのがまた泣かせる。
ニュータウンを守る側として最初は送り込まれたはずの橋本くんが、元の課に戻った後上司や同僚から嫌がらせをされたりしないのかが心配だったが、うまくやっている様子をちゃんと描いてくれて安心した。あと、お祭りでハト(?)のマスコットキャラクターが活躍していたが、あれはなみはや市の「なみはやくん」とかなのかな…案外可愛いかった。