のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

アンタッチャブル #8&9

8話
盛り上がってきて面白かった!遠山と鷹藤のどっちが「名無しの権兵衛」なのか?と思わせつつ、でも鳴海兄もまだまだ信用できないよ!なラスト前。現場に行こうとする度に、「俺が行く」「俺が行く」と互いに牽制しあっているようだが、もうこの際全員で行って一瞬でも席をはずしたものが「名無しの権兵衛」確定にしろよ!と思ったり。
天才製造工場が登場し、実は遠山もそこでサンプル採取されていたようですが、この件は面白かった。ただ、遠山天才説が今回冒頭のルービックキューブでいきなり証明された感じなのが唐突に思えたけど。もっと初回から遠山の頭脳明晰な完璧ヒーローぶりも見せてくれてたら、あーそうなのかー!と思えたのに…。そして要さんにニヤニヤできたのに…。序盤はボンクラなお坊ちゃまなイメージしかなかったからなぁ。
怪しい演出は多々あれど伏線らしいものはあまりない感じなので、「名無しの権兵衛」の正体はホントに制作者のさじ加減ひとつで決まりそうな気がする。誰が犯人かよりも、どうやって「彼が犯人だ」とこじつけるのかの方が楽しみです!
あと、本編よりも鍋のCMでの活躍の方が目立つ中原さん(田中要次)、風邪(?)がどんどん酷くなっているのも気になります。あれは何か意味が?ウィルステロでも起こるのか?


9話
犯人は驚くような意外性もなく予想通り*1だったが、鳴海兄のサイコぶりと過剰な色気はとても良かった!あと最後にいろいろとカッコイイ見せ場を作った鷹藤も良かった!
「心の闇」という切り札を使えば、多少辻褄が合わなくてもオッケーな風潮があるような気もするが、今回も鳴海兄が何をしたかったのか実は良く分かりませんでした!でも「妹に馴れ馴れしく話しかけるな」とか「止めたいなら殺せばいい。俺ももう生きるのが面倒だ」「撃てなきゃ遼子のせいでたくさんの死体が生まれる。撃てばお前の心にも大きな闇が生まれる」などの鳴海兄のターンが無駄にカッコ良かったです。ここに帰結するならば、幼少時を含め、もっと遼子と兄の関係をあちこちにちりばめておいて欲しかったけど。
パトカーが暴走し爆破後海に転落したのは、パトカーの運転手が片山みたいな鳴海の腹心でこれも最初から計画済みだったということでしょうか。でも、「メリークリスマス」はどうなんだろうなぁ。良くある「死体は上がりませんでした」でサラリと流しても良かった気が。サイコの兄ちゃんが大好きな妹を今でも見守っているよ…ってこと?そして最大の謎は、遠山の息子はどうなった!ということです。出す必要あったんだろうか…?
鳴海遼子も家族が殺されるまで(15歳ごろ)父親の暴力に気がつかなかったというのも相当だと思うし、梨野が何故突然鳴海兄の犯罪を見抜いたのか(優秀だからっていう理由?)とか、毎度のことだがいちいちみんな先回りするのが早すぎるよ!とか、鷹藤と遠山が協力して鳴海兄を追いつめる場面も見たかったとか、いろいろツッコミどころもありますが、超展開の連続で十分に楽しめました。メインキャスト&ゲストも好みの人が多かったですしね!

*1:最悪、実は中原さん(田中要次)が「名無しの権兵衛」でした!あの風邪はウィルス製造過程で感染しちゃったんだよ!なオチもあるのかと心配した