- 作者: さそうあきら
- 出版社/メーカー: 双葉社
- 発売日: 2003/12
- メディア: 文庫
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以下、ネタバレもあります。
1巻はほぼ野球編といってもいいくらいなのだが、チームメイトとのやりとりや試合の様子も面白かった。野球を描いてはいるが、やはりそこには音楽が必ず流れているからだと思う。
演奏描写で、すごい!と思ったのは、ワオと香音が初めて一緒に演奏した時と、ロブコウイッツの代理で演奏している時。迫力が伝わってきて熱い気持ちになった。うたの「私は音楽だから」がクライマックスなのかと思っていたら、その後の思いも寄らない展開にビックリしてしまったのだが、最後の演奏会で、うたが裸足でステージに表れ、ミコちゃんのくれた椅子に腰をかけるところでグッときた。
うただけでなく、ワオもミコちゃんも自分の音、音楽に対する気持ちを見つけることができたのが感動的だった。