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アイアムアヒーロー 4 花沢健吾

アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)

アイアムアヒーロー 4 (ビッグコミックス)

英雄が、唯一の武器である銃を撃つのか撃たないのか、どのタイミングで発砲するのか?が気になった4巻。こんな理解を超える異常事態の中でも、銃を撃つ時には手順の確認を怠らない英雄の様子が、何が正常で何が異常なのかと不安にさせられる。タクシーに料金をちゃんと支払ってた時と同じ。非日常の中で日常の行動を通そうとする英雄の正しさにハラハラする。
未曾有の大混乱のさなか、政府が市民に出した対応が「インフルエンザ」と同じだったのがまた無力感を感じさせますね。三谷も以前言っていたyoutubeの動画が解決のカギになるのかな。
こういうゾンビものって、「学校から脱出」とか狭い範囲のものなら無事に生還ってイメージしやすいけど、全世界規模のような逃げ場がない場合のゴールってどうなるのだろうか。原因がウィルスだとして、ウィルスが体内で死滅するまでの期間は1週間、その間を何とか行き抜け!というようなのが目標になったりするのかなぁ。