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狂骨の夢 2 志水アキ

狂骨の夢  (2) (怪COMIC)

狂骨の夢  (2) (怪COMIC)

2巻から関口はじめおなじみのキャラクターが登場してにぎやかになってきました。が、まだ京極堂はチラリとしか登場せず。事件の真相どころかまだ全貌も見えてこないけれど、この「見えない」感じがそれぞれの言い分や主観が食い違っているのと重なって、さっぱり分からない事こそが面白く思えてきます。
以下、内容にも触れています。



1巻を読んだ時は、朱美の夫、宇田川が死んだと思われてる元旦那では?なんて思ったけど、朱美視点でなく関口らと会食している宇田川は全くそんな怪しい雰囲気もなく、むしろ気さくな紳士であった。主観の場面と客観の場面で印象が食い違っているのが見えてくると面白い。宇田川家の隣の女も気になります。顔が見えないといろいろ想像が膨らんでしまいますね。教会の2人の男がいまだ朱美が訪れた以外の接点がないのも不思議。というか、なぜ朱美は教会にわざわざ行ったのだろうか。教会の男たちとどんな繋がりがあるのか楽しみだ。