- 作者: 小山宙哉
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: コミック
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以下、内容に触れています。
これまで、ともに宇宙を目指す同志として誰よりも信頼しあってきたムッタとケンジの間に初めて葛藤が生まれました。海底の居住施設での訓練をクリアするだけでなく、ここでムッタとケンジに心理的負担をかけたのが面白かった。互いに譲れないものを背負っているからこそ苦悩も深くなるわけで、これまで熱血誠実を絵に描いたようなケンジにも初めて陰が見えた事によって物語りに厚みが増したように思えた。その葛藤を乗り越えた後のムッタとケンジのキレの良さは爽快だったなー!
ムッタの宇宙への道を描くのがこれほどまでに面白いんだから、ヒビトサイドの話はそれほど深くなくていいんじゃないかな…なんて思ったりもするんだけど、そこは『宇宙兄弟』だから両側から描いていくのかな。