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Mの悲劇 #7

美沙(長谷川京子)が事件を吹っ切ろうとする前半は面白くなかった。美沙と衛(稲垣吾郎)が協力して事件の真実に迫るためには、美沙の心境の変化と和解を見せる必要があったんだろうというのは分かるんだけどね、見ていてダレました。美沙の復讐は当然だったと言わんばかりの印象を受ける。もともとあれは逆恨みじゃなかったのかー?
衛の考えが完全に理解不能です。あそこまで酷い目にあわされておきながら、それを受け入れてしまうのは何故だ。美沙へのメッセージで「君に会えてよかった、ありがとう」とは一体。家族を拉致されて、金を燃やされて、婚約破棄にも追い詰められて…であの言葉がよく出るなー。タイトルの「M」は虐められて喜ぶタイプのことを表しているのか?
島谷(伊武雅刀)の部屋を出た瞬間に見せた、久保(佐々木蔵之介)の極悪人面は噴き出してしまうほど分かりやすい。怪しい香りをプンプン漂わせている久保だけど、衛に言っていることはいつも真っ当だと思うのですよ。「あんなことされて、同情するのか!?」その通りだー!久保の発言が保身のためだとしても、衛の行動の方がよっぽど首を傾げてしまうよ。
後半の謎解きの続きの方がよかった。出所してきた男と繋がっていたのは、久保か?下柳か?という引っ張りは楽しめたし。突然怪しさを出してきた久保の部下高山(井澤健)やキャラが豹変している瞳(吉岡美穂)がどう絡んでくるのに期待してしまう。
相原亘(柏原収史)の墓が、美沙の両親(香田家)と一緒なのにちょっと驚いた。亘の両親が他界していたとしてもその墓があるのでは。両親が分からない捨て子だったとか?それとも、結婚する予定だったから美沙の両親と一緒の墓に?全て終えて亘の墓参りに来た美沙と、両親の死に関係ありそうな島谷を墓前で出会わせるために、強引に一緒の墓にしたとしか思えないなぁ。