のんべんだらりといきましょう

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タイガー&ドラゴン #2 「饅頭怖い」の回

「芝浜」は展開の上手さに感嘆したけど、今回は泣けた…。すごいツボだったよ、「饅頭怖い」とどん太エピソード。

  • 泣かされてしまったよーの場面
    • どん兵衛西田敏行)が「饅頭怖い」で客を「笑わせている」のと対比して、どん太(阿部サダヲ)がTV番組の罰ゲームで視聴者に「笑われている」場面。笑わせると笑われるの違いはよく見るけど、どん太の行き詰まりや、「嫌われ者」のレッテルに悩んでいるのを考えると滑稽になればなるほど泣けてきたよー。
    • 落語の練習後、鶴子(猫背椿)に相手にされず「抱かれたくない男に抱かれている女は辛いよな」と訳の分からないことになっているどん太が、「仕事を減らせば?私も復帰しないかって…」と相談されて動揺して寝てしまうどん太。あの黒目がちな寂しんぼうの表情に切なくなってしまった…。
    • どん太が高座をすっぽかしたことに対してどん兵衛に怒られる場面。「古典なんて年喰ってからいつでもできんだろーが!」と言われたことに対して怒りを露にするどん兵衛に泣かされた。「あたしの人生は無駄だって言うのか!?お前達は逃げ道こさえて楽しているだけじゃねぇか!」うわーん、ごめんなさい。そば辰で竜二が同じことを言ったときは「そうかもなー」と納得してしまった私がいたので、このときはどん兵衛さんに悪いことしたなぁと言う気分になって泣けてしまった。西田敏行さんの人情演技(っていうの?)はさすがだなぁ。
    • 「どんたキモーぉぉぉい!!」の言葉が頭の中でリフレインした挙句(このときのどん太の表情が切ない…)、スイッチが入って「これが俺の本業だーーー!」と大暴れする所。笑いどころって分かっているんだけど、それまでのどん太を見ていると吹っ切れたのが嬉しくて何故かもらい泣き(いや、誰も泣いていないけど)。
    • 虎児の「饅頭怖い」のサゲ(っていうのかな?)。どん太の悩みも、日向さん(宅間孝行)の結婚式の「ハップニング」も上手く解決し、最後に「あとね、可愛い赤ちゃんが大っ嫌い」「それは自分で何とかせんかい」というのを聞いたら、じわーっと涙が…。だってきれいなんだもの、オチが。



どん兵衛の噺の途中で、皆が劇中劇の人物になってしまうシーンが好きだなぁ。あれだけでも十分に楽しめる!
鶴子の演歌歌手は、オーロラ輝子と「マツケンサンバ2」の合わせ技だった…。頭には通天閣ではなく、浅草五重塔
今週のどん太アフロ投げは竜二の係だった。
虎児のことを「トラボルタ」って…!
来週はいよいよ荒川良々の登場かぁ。