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タイガー&ドラゴン #3 「茶の湯」の回

「風流」なんて言葉を古典作品の中で見ると、「なにやら分からないけど高尚なもの」というイメージで置き換えていたけど、今の分かりやすい言葉で言うと「流行」という捉え方も出来るんだなぁ。
茶の湯」を予習をした時は、ちょっと意味が分からなかったのですよ。「風流・流儀」が分からないのに分かったふりをする様が滑稽なんだろうけど、先に述べたように「風流=高尚」というイメージがあったので(しかも茶道だし)、庶民が分からないのは引越しするほど大事なのか?と思っておりました。だけど、これを「流行」に置き換えると…そうだなぁ、確かに知ったかぶりしたり、よく分からなくても「キテる!ヤバイ!」と大騒ぎしてしまうのも分かる。あと、恥ずかしながらオチも実は分かりませんでした。虎児(長瀬智也)同様「おもしれぇか?おい」って感じだったので、リサ(蒼井優)に淡々と説明されたやっと分かりました!
BOSS片岡(大森南朋)とジャンプ亭ジャンプ荒川良々)という強烈キャラが登場したため、かっとんだ話っぽく見えたけど実際はかなりシビアな話だったとよね?これって、つまり本質を見極めずに「キターーー!」とか言っちゃっている私達を揶揄しているんだよね。今回の話も爆笑だったけど、笑われているのは自分だと思うと何となく切ないものがある。
辰夫(尾美としのり)の落語鑑賞場面が好きだ。勢いのあるジャンプの噺を見て「あたしゃ好きになれないねー」と言ったり、深みのあるどん兵衛の噺を見て「やっぱりどんちゃんの『茶の湯』は別格だよ」と言ったり。基本どおりにやる虎児の落語を退屈そうにに聞いたかと思えば、虎児バージョンで「反物やの竜が〜」と始めたとたん「待ってましたー!」と合いの手を入れる。面白いと同時に、落語をよく知らない私にはよい解説者にも見えるのであります。
「ゼロポイーンツ!(内Pモノマネ) そんなリアクションじゃ内村さん拾ってくれないよ!」には爆笑。
みんなで人生ゲームをやっている林家亭一門が楽しそうでいいなー!