のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

女王の教室 #5〜7

#5
イジメパートか…見ているのキツかった。ゴミを入れられたり、机を外に出されたり…などの具体的な描写よりも、和美(志田未来)が教室に入る前の一瞬躊躇う間の方が苦しかった。教室に入りたくないんだろうなーと思わせるあの間を見ていると嫌な汗をかいたよ。水泳の授業は酷すぎ、あれ死ぬだろ。桃(伊藤沙莉)に気を取られて気がつかない真矢(天海祐希)にはちょっとがっかりだったな。あれくらい真矢ならお見とおしであった欲しかった。もし、あれ知っていて気がつかないふりをしていたならやりすぎだと思うし。
和美が由介(松川尚瑠輝)のタタッキーを投げつけて、「逃げているのはあんたでしょう!」とキレる演技は強烈だった。「テヘッ」「みんな仲良く〜」とか言っている和美の普段は抑制された暗さを見たような気がしたよ。和美がそうやって黒い内面(八つ当たりでもあるが)を見せられるのは、この段階では由介とひかる(福田麻由子)だけなんだよね。母親(羽田美智子)にすらできないっていうのが一番辛い所だと思う。


#6
ひかるの過去があまりにも重いので驚いた。彼女の母親はそんな風に見えなかったからなー。
真矢(天海祐希)のスーパープレイは冴え渡るばかりで、今回は傷口からガラスの破片を取り出すという外科的な治療までもやってのけました。前回の華麗なるプール飛び込みも見事だったけど、本当にパーフェクト超人だ。ただ、真矢の与える罰があまり意味のない「単なる体罰」になってきたのがいまいちかなぁ。「雑用係」はデキる子の時間を無駄にしないため、「トイレに行かせない」は授業を抜け出す子どもを無くすため、という一応の意味ももあったけど、机の上に正座には何の意味があったのかなぁ。
ただ、和美がひかるのことを尋ね、それに真矢が応えるという図は、真矢と和美の距離が一瞬縮まったような感じでよかった。まぁ真矢にひかるを救おうなんて気があったかどうかは分からないが。真矢のクラス全体を見渡す目の表情が結構好きだなー。


#7
最高の盛り上がりでした。前半の和美ら無視や、結構重要だったと思われる和美の母に対する初めての自己主張など吹っ飛ぶくらいのクライマックスだった。壊れた恵里花(梶原ひかり)のインパクトが強すぎ。このドラマは本当に演技のできる子役が集まっているんだなー。あれだけムカついていた縦ロールにも、和美に「ゴメンネ」と謝る所では思わず泣けてしまった。和美との親友エピソードも、大切なものを壊された次の日に「おはよう!」と和美の前に笑って現れる回想を見て、「いいとこあるじゃん」と思わず同情してしまった。和美なみにお人よしかもしれない。
真矢好きな私としては、今回はいつも以上に魅せられた。「絶対に教師をやめません」と言い切る姿や、素手でカッターを握る姿、そして真矢の生徒達への説諭にものすごく共感してしまいました。真矢すげー!今までも描かれてきたが、真矢はどんな事があっても生徒の命を守ろうとする人だろうし、やり方はどうあれ(問題ありすぎだが)生徒に「逃げるな、タフになれ」と訴えているように見える。
意外にも、分かっているのが由介だった。恵里花の件も、真矢のこともちゃんと見えている。頼りになるのはひかるだけかと思っていたが、こういう風に実は本質が見えている由介もカッコいい。
真矢の過去も、思わせぶりな次回予告もかなり気になる所だ!でも、とりあえずあの予告は夢オチでは?と思う派。