のんべんだらりといきましょう

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弁護士のくず #4

今回は殺人事件の冤罪というだけあって重かった。しかも、被害者の隠された事実というのがまた笑ってみていられるようなものではなかったからなぁ。平田満はまたしてもそんなキャラなのか!と別の意味でも軽いショックを受けつつ。
事件や法廷シーンの重さを払拭するように、パチンコ屋店員(佐藤二郎)の詐欺で指名手配オチや銭湯キャバクラなどは絶好調だったと思う。事件が事件なだけに、九頭(豊川悦司)がかなり早い段階で熱くなっていたり、最後の山村(斉藤慶太)への一撃がいつもとは違ってストレートだったりしたのは仕方ないか。ちょっといつもとは違った九頭の様子に、「殺人事件の冤罪」や「親による性的虐待」などには過去に深い因縁があって…というような伏線でもあるのかと期待してしまった。特にそういうわけではないのかな。
かなりどうしようもないキャラだった山村が、演技的にもっと「コイツ酷ぇ!」とイラッイラさせてくれれば九頭にがっつり言われたのが最高のカタルシスとなってくれたのかもしれないなぁ。もう一息だったような気がする。