のんべんだらりといきましょう

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ゴンゾウ

我慢できずにガツガツ見続け、最終話までたどり着きました。放送終了したドラマではあるけれど、現在関東ローカルで再放送中なので一応「続きを読む」にしてみます。以下ネタバレありです。


ものすっっっっごく面白かった!!!!なんてよく出来たドラマだったんだ。今更だけど、ちゃんと最後まで見る事ができてよかった。見逃してたらホント勿体無い所でした。序盤はじっくり、中盤で若干起伏があり(10話ぶっ続けで見ると、ちょっとまったりしすぎたと感じる箇所もあった)、終盤は怒涛のラストスパート。ばら撒かれた伏線の回収率も凄まじいし、そもそもこれが伏線だと気がつかせずに、「そうなっている」というのは、最近見たドラマでは珍しいくらいに感じられた。少しずつ真実が見えてきたり、突然ドーンと突きつけられたり、分かってくる事がこんなに気持ちが良いものだとは。バラバラだった紐が、一度ぐちゃぐちゃに絡まって、最後はきれいにほどけていく感覚。後付けだとかご都合主義とか感じさせるものがほとんどなかった。「偶然もここまで来ると気持ち悪いですよねー」というのも確かにあるんだけれど、ちゃんと繋がっているから納得させられた。
一番燃えたのは、備品係に捜査本部が出来たところかな。犯人も捕まって、残りはゴンゾウの再生に焦点を当てるの…?尺ありすぎじゃない?なーんて思っていた所だったから、あれよあれよで新事実が出来てた時は燃えたよ。しかもこれまでの出来事がとても重要だったわけで。興奮のあまりスゲー!と声に出して言ってしまいました。
リサ先生って精神科医としても女性としてもなんかビミョー…とずっとイラッとさせられてたんだけど、そのイラッとさせる要素ですら事件に深く関わっていたのには驚かされた。「お ま え の せ い か」っていう。おかげでかなりスッキリしたよ。
どの役者さんも皆演技がしっかりしていて、その点でハラハラする事がないのも良かったなー。あ、筒井さんはあの演技が既に彼独特の味だと思っているのでノープロブレムなのですよ!そう、私は筒井さんが好きなんですよ!(だから勘弁してあげて!)母親の件で恨んでいるだけなんじゃね?疑惑があった時は、この人本当に小物だな…と見れば見るほど悲しい感じになってしまったけど、最終回で黒木とバディを組んだ時は盛り上がったし、憎しみの理由が明らかになった時はホッとした。
あとは、やっぱり小谷さんの「Who」がステキだった。ドラマの最後にあのギターのイントロが入ると、来た来た来た来た!!!とテンションが上がる。サビの部分のメロディが特に大好き。