のんべんだらりといきましょう

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ぼくの妹 #11

庭師が波岡一喜!!でビックリしてたら…なんという面白キャラ。腕の良い庭師で礼儀正しい好青年に見えたのは一瞬だった。「ブゥレイクスルゥ」「アメェリカにスティして」って。挙句マザコン。もー笑わせてもらったよ!!
まさみちゃんがとにかく可愛かったなぁ。九鬼の件で思い悩む表情も多かったけど、突然「お兄ちゃん、私結婚する!」と電話して来た時の明るい笑顔が実にキュートだった。何事も突然すぎる妹・颯らしいというか、とにかくまさみちゃんがどこから見ても颯になりきっているようで良かったです。女優・長澤まさみの魅力が発揮されていてた。今まで定番だった清純派お姫様キャラよりも、のびのびと演じられるんじゃないかなぁと思いました。『名探偵の掟』の香椎さんといい、今回のまさみちゃんといい、お人形のようなイメージだったのを打ち破って、好感度が大いに高まりました。
消えてしまった九鬼は単なる恩知らずのような扱いになってしまうのか…と気になっていたけど、最後に挨拶に来て深々と頭を下げたり、「感謝の気持ちを添えて返し続ける」と言うのを見て、満足できた。このドラマは盟と颯の物語ではあったけど、九鬼には九鬼の人生もあるんだなぁと、そんな風に感じて妙に納得してしまった。まぁ、満足できなかったのは弁護士の瀬川さんだけど!気がついたら消えていた悲しさよ。九鬼の言っていた「法律に詳しいヤツ」って瀬川さんか!?と一瞬期待してしまったじゃないですか。
桐原さんの転落死から始まったこの作品、なんというサスペンスドラマ!なんて思っていたら、最後の着地は日曜9時らしい温かいラストだった。盟と颯の記念写真での、緊張と喜びと心配といろんな気持ちが混じった微妙な表情の盟が良かった。きっとあれが花嫁の父の表情なんだろうなぁ。