のんべんだらりといきましょう

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ゲゲゲの女房

悪魔くん』テレビ放送おめでとう!漫画賞の時は「やっと茂さんの漫画が認められる、苦労が報われる。これからガンガン行くぜー!」という喜びの涙だったが、今回のテレビ放送開始は「あの苦労の連続だった茂さんがついにここまで!」という頂上を取ったというような満足感を伴った喜びの涙でした。もちろん、まだまだ茂さんの快進撃は続くと思いますが!
あの出口が見えそうもなかった長い長いどん底貧乏生活がジワジワと効いて泣けますね。貧乏時代を見ている時はあまりの厳しさにハラハラしたが、あのじっくり丁寧に見せた貧乏神との同居生活があったからこそ、成功の喜びに涙できる。商店街のおばちゃんがテレビ放送のチラシに割引券つけてるのを見て、こみち書房のサイン会の時は、誰も来ないんじゃないかと貸本のサービス券つけてたんだよなぁ…とか思い出してしまった。
放送を見終わった後の、イトツイカル、富田書房、中森さん、そして超レア感のある浦木の涙はジーンときた。中森さん…あんなに子沢山だったのね。でもテレビもあるし、村井家に下宿していた頃に比べるとはるかに落ち着いた生活ができてそうで安心した!そして、ダメ押しに戌井さんとの会話。茂と戌井の友情が泣かせます。深い信頼関係が見えて、水木プロダクション誕生記念パーティーの時の切ない展開と不安も払拭されました。これまでも笑ったり怒ったりと大らかで表情豊かだった茂さんだけど、涙を見せるようなことは一度もなかった気がする。それが戌井さんとの電話で声を震えさせているんだから、それほどの思いの篭った電話、戌井さんも嬉しかっただろうなぁ。