のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

美しい隣人

これはホラーだと思ってみればいいのでしょうか。ラストでマイヤーさんがオモチャを投げ捨てて悪意をむき出しにした場面で、アップテンポな曲が流れ始めて吹いた。いや、まさかああいう曲がエンディングテーマだとは思わなくて。そしてさすがの篤郎、モテモテですね!!やる気満々のOLといい、神保さんの「やっちゃえよ!」といい、みんなギラギラしすぎてて怖いよ!マイヤーさんのホラーよりも怖いよ!!
マイヤーさんって、池で亡くなった少年の母親なのかな。駿くんが無事だった時の「良かった」を見たマイヤーさんが、何が良かったって言うのよ!と激しい憎悪をたぎらせたという事でしょうか。って、逆恨みなんですか?ニコニコしながら絵里子を騙し、彼女の夫を誘惑し、駿くんを不可抗力のふりして危ない目にあわせたり、近所からハブにされるように仕向けたりと、ジワジワと真綿で首を絞めるように追いつめていくんだろうね。そんなマイヤーさんの周到な嫌がらせをずっと見守り続けるのは結構辛いかも。旦那を誘惑あたりはまだ笑ってみてられそうだけど(篤郎だしな!)、幼稚園児を引っ張りまわして親に嘘を吐かせようと仕向けるような描写が続くとさすがにキツイ。子供はやめて〜。
ターゲットにされた絵里子に関しては、今のところ「可哀想」な印象がない。どうにも壇さんご本人に『八月の蝉』での清廉潔白なイメージを捨てきれない犯罪者役(極端な言い方ですが)の印象が強くて。今回も「可哀想な私」キャラなのかなーって。美しすぎる大統領は良かったんですけどね。マイヤーさんの本心に気づいた絵里子が、逆襲を開始するような展開で驚かせて欲しい。同じように、マイヤーさんも最後まで挫けることなく悪役を貫いて欲しい。途中で悲劇のヒロイン要素など加わる隙もないような悪役で!