のんべんだらりといきましょう

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ストロベリーナイト #1&2

1話
スペシャルドラマで「ストロベリーナイト事件」(過去回想)を見た時は、姫川のイライラギスギスしたのも気にならなかったのに、その前後に挿入された現在パートでの彼女のヒステリックさが若干目に余る感じだったのでこれ連続ドラマ見た時大丈夫かな…?とそこが気になってました。でも、1話見た限りでは大丈夫だった!猟奇的な事件の行く末に集中できて、姫川のキャラばかり気になってしまうということはありませんでした。
犯人が列車運転手だったとして、あの礫死体を生み出すような状況にどう繋げるのかなー、あの手書きポスターのシンメトリー程度であそこまで拘った死を生み出せるのかなーと思っていたら、中盤以降犯人の変質的な所がしっかり描かれてて納得した。もともとそういう素養があったのね、という事で。女子高生の死の瞬間に、犯人の頭も完全に壊れちゃったわけだ。
事件の内容、姫川の過去などヘビーな描写が多いけど、1話で一番えぐいなぁと思ったのは被害者の会に加入していない青年からの聞き取り調査の場面だった。事件解決にも繋がる重要な証言をしてくれたんだけど、あの青年がほんの少し恨みを晴らしたいという気持ちで真相を伝えた事が、小川さんが殺される原因のひとつになってしまったというのはキツすぎるでしょ。きっと後遺症を抱えているんだろうなぁとは分かったけど、立ち去る場面で見せた電動車椅子も重かった。もう少し軽度の後遺症を予想していたので…。あの場面は相当残酷に思えました。
列車事故を引き起こしたどうしようもない男役が北上史欧さんだった!ガンテツと井岡の出番がなくて残念だった!あと、「姫川班に馴染もうとせず、何かトラウマを抱えている若手刑事」を演じている小出さんを見て、それどっかで見たことあるよなー…って考えたら『パーフェクト・リポート』の赤坂だった!すっきりした。しかし、そんなトラウマ若手刑事よりも心配なのは姫川ママです。病院に連れて行ってあげたほうがいいと思うんですが。


2話
ガンテツと井岡が登場した上に、競争相手として小木さん演じる島班長まで投入されて、ますます濃くなってきました。そういえば、たびたび見られる菊田と井岡の絡み、まるで同期のような態度なんだけど年齢は離れているよね。何か理由があるんだっけ?
ガンテツの飛ばしっぷりがいいな!態度や言葉が悪いだけならまだしも、大事な情報を隠すってのが本当に性質が悪い。間に挟まれて困惑する部下が大変そう。というか、あの部下大丈夫なの?何だか死亡フラグが立っているような気がして心配になる。姫川の部下である大塚の死を何とも思ってなかったガンテツが同じく部下を失って…なエピソードになったりする可能性もある?というか、全体的に漂う暗さのせいか、誰が殉職してもおかしくないような死の臭いが漂っているように感じてしまいます。若手刑事としてノリがいるのに、いまいち存在感の薄い(そして役割がよく分からない)コウヘイ刑事を配置してるって事は、彼も殉職要員か?なんて考えてしまうよ。
娘が親のカードでガチャゲーをやっていたという展開なのはいいとして、動機が予想つかないなぁ。愉快犯や思想犯などではなく、女子高生らしい恨みが原動力なんだと思うんだけど、一体どんな展開になるのか。姫川班のメンバーも、あのガチャゲー接続記録を親のカードを使った家族のものだとはちらとも思わなかったのだろうか。その前の援交女子高生が、ご親切にも親の支払いでやっている事、クローンカード(だっけ)もある事を教えてくれたのに…。とはいえ、自信と不安を抱えた姫川班が窮地に追い込まれる様子にはハラハラしたよ!
ガンテツが雑誌を完全に武器にしてて面白い。ハンガーやゴルフクラブに加えて、雑誌装備のアビリティを習得したようです!