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イノセンス 冤罪弁護士 #7

黒川パパが言っていた「真実が知りたいという動機で成り立つ弁護活動はない」というのはもっともだ。弁護士は被告人の利益を考えるわけで、もし今回のような案件でも無罪を主張するためには、真実から遠ざかるように誘導しなければならないのだよね。そしてそれは黒川の目指していた事とは違うのだから、弁護士という職業を全うできるかどうかを試されていた。もし、満里奈が自分から黒川の弁護を断らなければどうなっていたんだろうなぁ。最後の最後まで満里奈の説得をあきらめなかったとは思うけれど。
真実を知る事の先にあるのは本当の意味で依頼人を救うという事だというのが、満里奈の事件を通して見えてきた。これまでの案件で黒川が悩んだり苦い気持ちを味わったりした道のりにひとつの答えが出たような気がして、見ていてスッキリするもののがあった。最後にバナナを食べながらニコニコ笑う黒川の笑顔が良かったな~。