のんべんだらりといきましょう

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鹿男あをによし #10

鹿最高!山ちゃんの演技最高!!何が一番切ないって、山ちゃん鹿ともう会えないことが寂しいのです。あのロボ鹿がまるで生きているかのように見えてくるとは末期的症状。鹿の表情から彼の心情まで慮るようになってしまいました。小川先生と鹿の最後会話もすっごく良かった。玉木さん、ロボ鹿相手にいい演技しすぎですよ!苦楽を共にした彼らの友情と信頼、別れの寂しさが伝わってきて、「美しいと思うよ」「ありがとう」「寂しいか?」の流れはBGMの盛り上がりも加わって、胸が熱くなりました。きっと永遠の別れになるだろう1人と1匹の最後の会話の美しさ。いい場面だった…。そして、最後に列車に乗って奈良を去る小川先生を見送っている山ちゃん鹿の姿。堀田さんの涙の手紙よりも、この鹿の姿に感動してしまった。自分、どんだけ鹿好きなんだ。
物語の方は、儀式もすんなり済んで日本の危機も回避され、重さん、マドンナ、堀田さん、藤原くん、リチャード*1、鹿、小川先生とすべての事が丸く収まって大ー団ー円ー!!と綺麗なラストだった。なんでもかんでも丸く収まると、ご都合主義に見えてしまうこともあるけれど、このドラマに関してはそれを感じなかった。このドラマにはまっている者の贔屓目かもしれないが、何もかもサラッとしていてさりげない感触なんですよね。押し付けがましさを感じなかったからこそ、綺麗なラストをすんなり受け入れられたんだと思う。
かりんとうとのラブラブも、とってもいい感じだった。最終回に無理やり恋愛要素入れなくても…とがっかり展開になったらどうしようと心配していたのだが、まったくの杞憂だった。てか、むしろあってよかった!と思えてしまいましたよ。藤原くんの徹底的なボケと愛くるしいキャラクターもあるんだろうなぁ。直前まで「かなり初期の段階から勘違いし続けていた」という恋愛ボケをかましたり、彼女と鹿とのやり取り独特で「やたらとガツガツした印象」を与えていないのも良かったのかもしれません。つか、小川先生の「これは勘違いじゃないから」の場面に、不覚にも萌えましたです…。
重さんには何か秘密が…?と最後まで思わせておいて、「ちょっと変わった人」で終わってしまったけれど、最後の笑顔でそれも帳消しだ!エンディングの鹿激走を来週から見られなくなると思うと残念でたまりません。

*1:小川先生のフォローによって元気回復