のんべんだらりといきましょう

はてなダイアリーから引っ越してきました。

のらみみ

最終回はのらみみくんと半田っちの出会い編。のらみみくんが健気過ぎて切なくなった。長い間居候出来ずとも、ひとりでひっそり努力していた姿が痛々しいよ。うらぶれたキャラ紹介所なら居候できなくてもしょうがないと自分で予防線を張っていたけど、本当はいつだって居候したかったと頭を下げるのらみみくんに涙。角が折れた時の叫びも、最後に半田っちに抱きついて大泣きするところも、やっぱり涙。
ニコニコ紹介所の悪徳(?)所長も、単なる悪人じゃなかった気がする。のらみみくんのキャラチェンジの時はさりげなく生き生きしていたし、半田っちに葛藤を抱かせるあの強引な仕事っぷりもそれはそれで生きていくには仕方ない…と思わせるものがあった。所長なりにのらみみくんの居候先について、なんとかしてやろうという気持ちがこもっていたと思うなー。
毎回毎回、本当に心に迫るものがある作品だった。シンプルなデザインのイメージも手伝って一見子供向けに見える作品だが、身につまされたり、切なくなったりするのはある程度年齢を重ねた大人だったんじゃないかな。ほのぼのとか癒しとかだけじゃなくて、きっちりと心に届くものがありました。この作品を見ていると私が深夜アニメにはまるきっかけになった、『花田少年史*1を思い出させてくれるんだよね、そういう雰囲気の作品でした。

*1:親子のキャッチボール場面を見て深夜にひとり号泣してしまった