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外事警察 #3&4

11月28日放送第3話と12月5日放送第4話の感想です。
3話
愛子が携帯のメモリーを抜き取るミッションでは、見てるこっちが心臓バクバクだった…。このドラマなら成功もありえるし、また同じくらいに失敗もあり得そうだったから本気でハラハラしたよー。今回は石田ゆり子さんの凄さを見せ付けられた回だった。冒頭、理髪店がオープンした時の回想シーンではあんなに可愛くて溌剌とした様子だったのに、住本に再び潜入を頼まれて本音を洩らしてしまった時は、憔悴しきって別人のような人相になってて驚いた。その上、魔性の女のような不思議な色気もあるんだから、やー役者さんって本当に凄いわ。
母を助けるつもりの、愛子を助けるつもりの行動を拒絶され、かつて自分の父親が言われていた「あたなは誰?」という言葉を今度は自分に向けられて、住本自身もかなり危うい精神状態になってきたように思える。一見冷徹に見えて、深いところで繋がっていたニケも所在不明となってしまったし。そうニケ!協力者のニケですよ!!前回で何とか無事に退場できたのかと思っていたのに、あまりにも残酷な展開。フラグ折れてなかたとは…。
ジュリオが愛子の事を報告しなかったのは、自分から情報が漏れた事がバレたら今度は自分の身が危ないから?それとも愛子を利用しようとしているとか?愛子を庇おうとしているのか?あと、内閣官房長官役の余さんの演技も怖いよ!表情から何を考えているのか一切読めないよ!


4話
ニケがー!!何とか無事に帰ってきて欲しいと思っていたのに…。耳を削がれて、ドラム缶に押し込められて死後硬直なんて無惨過ぎるよ。遺体の顔がボコボコになっていないのだけが救い。いや、その程度じゃ全然救いじゃないけど!
住本はテロを潰すために手段を選ばない非情さはあるけれども、協力者に相対する時はとても真摯なんだよね。このバランスが危うくて、それに押しつぶされそうになっている姿は見てて苦しいものがある。愛子を正式に登録しないのも、結局は何かがあった時に父やニケのように、切り捨てられて遺族に対する一切の説明も補償もなされないというのを知っているからだよね。まだ事件として公になった方が、被害にあった協力者は救いようがある。そして、それを分かっていない松沢は愛子を正式登録して完全に引き込んでしまったと。守りたいという気持ちは分かるけど、闇の底の底まではまだ彼女の目には見えていなかったということか。
松沢の同僚が住本を追尾しているのがバレて、速攻シメられていたけど、あれは何かの伏線になるのかな?一瞬、彼もスパイなのかと思ったりもしたが、本当に松沢を心配していただけなのかな。
ラストは住本の死亡エンドしか思い描けないんだけど、大丈夫だろうか…。