「推し」って「押し」でもあったのか。これからどんなに愛とハナの楽しく満ち足りた蜜月ライフがあったとしても、行き着く先に事件性のあるトラブルが待っていると思うとゾワゾワするし、だからこそ最後まで見届けたいと思わせるね。
地下アイドルの世界を実際には知らないので、家電を送り付けたり、アイドルさんとオタクさん（細田善彦）の距離感だったりが、誇張なのかあんな感じなのか分からないけれど、知らない世界を見られるのは面白い。マネージャー？関係者？かと思ってた、穏やかで優しそうなおじさん（村杉蟬之介）もいちファンだったのも。
アイドルとしてまだ未熟で足りないものも多いハナが、愛にとって神のような存在になる瞬間がしっかり描かれていた。演出と桜井さんの演技も噛み合って、とても印象的な場面だったな。桜井ユキさんって存じ上げなかったけど、お顔立ちや演技や声がとても好みです。すごく好きかも…。市川実和子・実日子姉妹っぽさを感じるのも好みの一因かしら。
