のんべんだらりといきましょう

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曲げられない女 #1

これは面白かった。荻原さんのキャラも、それこそドラマ自体も、もっと固く融通の利かない風なのかと思ったら、テンポもいいし、あちこちにカッチリなりすぎないようなゆとりの部分も感じられて、肩の力を抜いて楽しめた!
曲げられない女」とは、自分の正論をまわりに振りかざすキャラではなく、迷いながらも自分の信念を貫くキャラなんですね。璃子や藍田に独特の持論を押し付けられても、「そこまで言えば潔い」と納得したりと頑ななだけじゃないところにも好感が持てた。あと、圧倒的に菅野ちゃんが可愛いのが素敵。仏頂面かと思ったら、坂本先生の腕をガッチリ掴んで申し訳なさそうに「ゴメンね」とかなんてキュートなんだー!
そして、そんな荻原さんを前にしても霞まず、異様な魅力を放っていたのが璃子。スゲーな!永作さん!菅野ちゃんもいいが、永作さんも本領発揮してた。あれだけおせっかいで不躾で、荻原さんと同じくらい「曲げられない女」なのに、鬱陶しくない…。勝手にウェディングフェアとか勝手に式場を押さえるとか、結婚が全て!子供がいて幸せ!な主張を押し付けるとか、大きなお世話もいいところなのに何故か笑って許せてしまう。自殺未遂を助ける時の荻原さんとのコンビネーションもいい感じだったし、出すぎず空気すぎず…なバランスも良かったな。荻原さんと璃子の会話を聞いているだけで楽しい。
荻原さん、璃子、藍田と極端な3人に囲まれて、最も常識的っぽく見えた坂本弁護士だけど、捨てゼリフはなかなかのものだった。あそこまで言うか…?っていうか、それしか言う事ないのか…?とも思ったけど、「私には必要ありません」とまで言われたら、まぁキレたくなる気持ちも分からなくもないか。